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司会・・・・松尾貴史、ユンソナ 和歌山県すさみ町・・・熊野古道を泳ぐイルカ、仲間が自由に集う家 大岐邸・・・・・敷地面積:1584u(480坪) 延床面積:148.5u(450坪) 総工費・・・・2600万円(デザイン料10%込) 家の形がイルカの姿をしている。 設計者は小西昭臣氏・・・・設計者の事務所で模型を見た夫婦は 惚れ込み、イルカの家を建てることにした。 尼崎に住んでいた夫婦は友人が多く、今もこの家には 当時の友人や近所の友人がよく訪れる。 この家はイルカの形がユニークなので、地元の観光スポットに なっているし、年間100人の見学者がやってくる。 この家を建てることになった地元の大工さん達は、大変だった。 曲線ばかりの家なので、直角(90度)のない家だ。 アメリカで一般的な屋根材:アスファルトシングルが使われている。 天井のアーチはベイマツの集積材が、大黒柱は紀州杉が使われている。 紀州杉は乾燥するといわれていて、大黒柱も割れてきている。 抱きつくと気持ちが良く、洋子さんは毎日抱きついているそうだ。 友人達も抱きつくと落ちつくという。 イルカのヒレの部分が、この家の玄関だ。 下りてゆくとそこはリビング・・・イルカのおなかの部分だ。 天井まで5メートルの高さがある。 そしてダイニング。 頭の部分が、寝室だ。寝室には天窓があり、朝目覚めた時、その光と 家の中の曲線が目に入る・・・それが幸せな気持ちを感じさせると 妻:洋子さんは言う。 左の手ビレは洗面と風呂場・・・ここも直角がないため、デッドスペースが できる。既成の家具を使うとどうしてもデッドスペースができるため、 掃除が大変だそうだ。 風呂場の外には川が流れ、川のせせらぎが聞こえる。 夜には、星・月・蛍・紀勢線の電車の灯りも通る。 お風呂は大きく、畳1畳半もある(1670×1225) 洋子「時々大きすぎて溺れそうになる」から、1人で入るときは 横向きで入る。 家の中には150匹のイルカがある。 自分達が買ったものは3つだけ、あとは友人達がお土産に 持って来てくれたもの。 大岐氏「普通の家に住んでいるとそうはならないが、イルカの家は 開放感がある」 お腹の中には”和室”がある・・・ここには客が泊まる。 押し入れには10人分の布団やシーツが用意されている。 用意するには1週間かかるとか。 奥にあるクローゼットルームが、客が多いと寝室になる。 尻尾の部分・・・客室で、左右対称の部屋になる。 ドアが2つあり、「将来住みたいと思う人が来た時、区切れる」 イルカの家のそばに不思議な離れがある、星型の離れ(六角形の星型) 昨年建てられたもので、ここは”お星様をみる塔”=星・月部屋 洋子さんは昼間ここで昼寝をする。 七夕には友人達が短冊を持ってきて、壁にはるそうだ。 イルカの家のそばには400坪の畑があり、夫婦はこの畑で 40種類の野菜を作っている。食べきれないものは友人に送っている。 畑の一角に下宿人の部屋がある・・・・それは日本ミツバチの巣だ。 日本ミツバチは希少価値のあるミツバチで、家賃として蜜を貰っている。 小さな巣でも、2升くらいの蜜が取れる。 大岐「時々怒るけど・・・」 日本ミツバチは色んな種類の花から蜜を集めてくる。 夕方になると妻:洋子さんは畑で取れた野菜で、料理を作る。 その頃になると、近所の友人が家族連れでやってくる。 洋子さんはささやかな感謝を込めて、試食会(おしゃべり会)をする。 やってきた友人の中には 「この家が建築中、よく覗いていた」・・・形が珍しかったらしい。 「人が集まり、それを自由に受け入れる、 イルカのような自由さが溢れている家」 この家の設計者:小西昭臣(KALPA建築研究所) 住所・・・・〒509-8301 岐阜県中津川市蛭川3616-1 Tel.0573-46-3037 設計作品 1.「蓮のつぼみ」の家・・・・敷地面積:80坪 建築面積:12坪 延床面積:33坪 3部屋+水場 2.「渦巻き」の家・・・・・・・・敷地面積:79坪 建築面積:22坪 延床面積:40坪 6部屋+水場 3.「鳥」の学校・・・・・・・・・・敷地面積:9560坪 建築面積:706坪 延床面積:720坪 39部屋+水場 松尾貴史がしきりに「羨ましい」と言っていた。 ユンソナは「こんな家を見ると、家を建てたいと思う」と話していた。 この”イルカの家”は以前もTVで取り上げられていた。 友人達が休みになると家族連れで、泊まっていく。 川遊びや畑仕事をして、都会に住んでいる人たちにとって 「憩の家」という感じだった。 建築費用が足りない部分を、尼崎での友人達が助けてくれたと いうふうに記憶している。だからこの家は「みんなの家」だと 大岐夫婦は語っていた。 何年か前のことだから間違っているかもしれないが。 満天の星を見ながら眠りにつく生活は、本当に羨ましいし憧れだ。 きっと何かにとらわれたり、人と比べたり・・・なんてなくなって 心が平安に過ごせるんじゃないかな。 自然に触れて、ありのままに暮らす・・・今の時代に必要な事だ。 ”人生の楽園”といい、この”住人十色”といい、人間が人間らしさを 取り戻すために、何が必要で大切か・・これほど端的に示している ものはないように思う。 |
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