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「懐かしいアンティークが似合うレンガの家」 埼玉県杉戸町 石川邸 敷地面積・・・・・・・231.4u(70坪) 延床面積・・・・・・・114 u(35坪) 美術大學の同級生だった石川聡さん夫婦、 8年前に、妻:佐和子(39歳)の実家の納屋を取り壊して、 家を造ろうとした。アンティークが好きな石川さんは理想の家を 建てようと考えたが、費用がかかりすぎることが問題だった。 しかし「ハーフビルド」にすれば、費用を押さえられると知り、 家を建てることになった。 夫はデザイナー、妻は造形作家で家具などのノウハウがあると いうこともあって、基礎と屋根、外壁、床張りは業者に頼んだ。 内装は夫婦で休日にコツコツと作業を続けてきた。 外壁のレンガはオーストラリアに買い付けに行ったレンガ。 スライスしたレンガを木造の家に張ってある。 「わざと下手に張って下さい」 石川さんの頼みに業者さんは困ったようだったが、年数が経って 味のあるものになった。 玄関のドアはイギリスのアンティークで、内開きになっている。 玄関を開けると、真っ白に塗られた漆喰の壁がある。 リビングダイニングは吹きぬけになっている。 リビングに置いてある昭和30年代のレジスター、アンティークが 好きだと知っている知り合いがくれたもの。 壁には古い電話機がかかっている。 石川「歴史を感じる物が好き」 妻 「いいものだけが結局残っていく」 ダイニングテーブルもそのイスもアンティークだ。 イスはチャーチチェアで、聖書が入れられていた背は、雑誌入れとして 使っている。木製の家庭用冷蔵庫の中、下段にはTVが入れてあり、 上段にはDVDが入っている。この冷蔵庫の値段は10万円だったが、 ネットオークションで3000円で手に入れた。 キッチン 壁のレンガ、床のテラコッタは自分達で張った。 レンガは石膏ボードの上から張ったもの。 シンクは信楽焼きのオーダメイドだが、コップなどを置くと倒れた時、 割れてしまうのが難点だとか。 妻:佐和子さんの背丈に合わせて作られているので、使いやすい。 キッチンにはあちこちにアンティークがある。 食器棚は100年以上前の近江ダンス、別に食器棚として使われている ものに、美容室の紫外線消毒器がある。スイッチを入れると現役だ。 あまり人気がなかったので、値段は3000円だった。 高い抜き抜けのリビング・ダイニングは冬は寒い。 だから家族が集まる冬の第2のリビングは、リビングの隣の部屋、 佐和子さんのアトリエだ。 佐和子さん手作りの机で絵を描いている長男:陽介(7歳)、 将来の夢は「アメリカ大統領のこうほう」だそうだ。 この机はアンティークに見せるために、工夫がされている。 佐和子さんおすすめのセット 1.オールクラップ(236ml/1638円) 2.ミルクペイント2色(200ml/各790円) 使い方 1.下地のミルクペイントを一定方向に塗る。 2.下地が乾いたら、オールクラップを一定方向に塗るr。 3.オールクラップが乾いたら、上塗り用にミルクペイントを塗る。 4.だんだんひび割れてきてアンティーク風になる。 ニッチが沢山作られた階段を上がり、廊下の奥にあるのが 最近できた子供部屋・・・・制作年数2年、石川さんの自慢の子供部屋だ。 2層式になった秘密基地のような部屋で、家具や飾りは妻が担当。 照明フードは妻、おもちゃは夫製作した。 渡航用の古いトランクはクローゼットとして使われている。 枕木で作った小さな階段を上がるとベッドルームになっている。 長女:日向子(10歳)、陽介(7歳)に質問。 お父さんに子供部屋を作ってもらって嬉しい? 「すごく嬉しかった」 お父さん、スゴイね、お母さんもすごい。2人ともスゴイね。 「うん」 お父さんみたいになりたい? 「?」 はしごを上って屋根裏に行くと・・・・そこはDIY作業ルーム。 なぜこんな場所に作ったのか? 「下から必要な場所を作っていったので、最後になった」 現在石川さんは、庭にDIY作業小屋を作るための作業をしている。 佐和子さんのアトリエも作る予定。 そのために屋根裏部屋に材木などの材料をあげているが、これが大変。 キッチンでは料理好きな佐和子さんが食事を作っている。 リビングでは石川さんと日向子ちゃんが、木製冷蔵庫を開けて TVを観ている。 本日のメニューは、 オニオングラタンスープとチキンと季節野菜のソテー。 子供達のお父さんへの希望は? 「お父さんの料理、オムライスとか」 「家作りが落ち着いたら・・・」 「家の完成は?」 「40歳か50歳か・・」 佐和子「(子供達は)見ていると思うので・・・ 何年もかかって家を作っているおかしな両親だけど・・・ 何かを感じてくれれば」 石川さんのお気に入りの店 Retoro Shop [Liebe」 埼玉県幸手市緑台1−21−10 Tel・・・・0480−42−2379 杉戸銘木店 埼玉県北葛飾郡杉戸町下野942−1 Tel・・・・080−34―1536 この家は8年経ってもまだ製作中で、これからもどんどん変わっていく 家なのだろう。家族の年齢と共に、家の中は変わっていく。 すごく素敵な家だった。 よく覗くドール作家さんのブログがあるが、彼女が娘さんに言った言葉に 「子供が小さい時には小さい時のインテリア、成長するとまた違ったものに。 その時、その時にあったインテリアが大切」 彼女も3人の子供達が育って行くその都度、部屋の模様替えをしてきたとか。 子供の反抗期には、狭い家では無理なんだろうかと考えたこともあったけど、 家族が暮しやすいようにと模様替えを繰り返し、楽しんできた。 今は夫婦2人になって広くなった。 狭い団地の家でも、かけがえのない家になったそうだ。 私はこのドール作家さんのチャレンジ精神と生活を楽しむ前向きな行動力に、 いつも感心している。こんなふうに誰もが暮しを楽しむ事ができれば、 自分も周りの人も幸せなんじゃないだろうか。 彼女が自身のブログの書き込まれたコメントに答えていた言葉にも 共感を覚えた。 「他人は自分じゃない」 だから大切な人のために、時には折り合う事もあると。 人間はついつい自分が1番になってしまうものだけど、確かにそうだ。 他人は自分じゃない・・・・ この言葉を私も肝に命じたいものだ。 部屋はその人の心を表す・・・散らかっている時は心も乱れているとは、 雑誌で読んだ一節だった。 家もそうなのかも知れない。 |
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