ドラマ「新参者」  #4

「時計屋の犬」



『「いつもの広場で子犬の頭を撫でていたら、今日も小舟町の時計屋さんと
会いました。お互い、マメですねと笑いあいました』
三井峯子が殺害される直前に、書いたメールにはこう記されていた。
当日の峯子の足取りを探っていた加賀と松宮は、早速”小舟町の時計屋”
こと寺田時計店店主・寺田玄一のところに赴く。
玄一は当日、愛犬のドン吉の散歩をしていたところ、峯子と出会ったと話す。
しかし、肝心の場所を問われると「・・・浜町公園だ」と証言。
しかし、玄一のいう公園で峯子を目撃したという人間はいなかった。



加賀は再び玄一を訪れ、峯子と会った場所を確認したが、
「いつもの公園で会った」の一点張り。
一方、峯子はメールに「子犬の頭を撫でていた」とも書いていた。
しかし、当日公園で子犬を見たという証言も取れない。それなのに、
自分だけは峯子に会い、子犬を見たと言い張る玄一に、加賀は
不信感を拭えない。
玄一は何かを隠しているのだろうか?


玄一の証言に納得しない加賀は、時計店の従業員・米岡彰文に
頼んで、ドン吉の散歩に同行させてもらう。
「いつもと同じコースを歩くだけ」という米岡だが、ドン吉は道を外れて、
とある方向に向かい出した。
ドン吉の向かった先には何があるのか?
玄一の隠し事とは? 加賀が追う、三井峯子の足取りとは?」




峯子がメールに書いていた時計屋:寺田時計店を訪ねた加賀は、
古い壊れた時計を修理してもらうように頼む。
「オヤジの形見です」
寺田玄一は当日峯子に会ったというが、彼が峯子と会った場所で
目撃証言は得られない。加賀は本当にその場所が公園だったのか?と聞く。
しかし玄一はガンとして証言を変えない。
当日、公園で子犬の目撃情報もない。
再び寺田時計店を訪ねる加賀と松宮。
松宮が壊れた時計をしているので、加賀が「時計、直してもらえ」という。
時計を修理に出すことにする松宮。



「携帯の方が正確ですから・・安物の時計なんで・・・」という松宮。
「時計が泣いてますよ」と玄一。
松宮が「老舗」と言ったことから機嫌を悪くした玄一は、「半人前」と
松宮の事を言い出し、それに反発した松宮と言い合いになる。
加賀「松宮、静かにしろ」


玄一は時間に正確で、そのせいか飼い犬のドン吉も時間に正確だ。
「おい、7:05だぞ、めしはまだか?」
ぼやきながらドン吉の餌を持って来る玄一の妻。
「・・・元々あなたが、かなえに買ってやった犬なんですから」
かなえ・・と聞いて益々機嫌が悪くなる玄一。


店の奥の小部屋で時計の修理をしている玄一。
「動いてくれよ」
後ろに立って覗いている加賀。
「また、あんたか」
「随分集中してますね」
「時計、直りました?」
自分の時計の事を聞く加賀に、約束の期限はまだだと答える。
峯子がメールで書いていた子犬の話しをする加賀だが、
どこかあやふやな玄一。
「見たものは見たんだから」と言い切る。




ドン吉が加賀のポケットに入っている人形焼の匂いを嗅いで、
加賀に擦り寄ってくる。
ドン吉に食べさせようとするが、ドン吉は食べない。
ドン吉は主人の手からしか食べないというのだ。
「すべてを知る目撃者がいることを忘れてたな」


寺田時計店に加賀と松宮が行くと、玄一は会合に出ていない。
米岡から時計を返してもらう松宮。
早めに店を閉めていいと言われた米岡は、ドン吉を連れて散歩に
行くと言う。加賀は「一緒に行ってもいいですか?」といい、
松宮と加賀は米岡に同行することになった。
歩く間、寺田時計店の家庭の事情を聞く。
一人娘が高校卒業後、付き合っていた男と駆け落ちして出て行った事。
その男が大学を中退してフラフラしていたことから、玄一は2人の仲を
反対していたという。家を出た娘はその男と入籍してしまう。
怒った玄一が相手の男の家に文句を言いに行くが、柔道3段の男の
父親に返り討ちにあった・・そうだ。




「米岡さんはどうして独立しないのですか?」
そう聞く加賀に米岡は語る。
「親方の腕に惚れ込んでるんです。
親方と過ごす時間は何ものにもかえ難いんです」
加賀「これからもあそこで時を積み重ねていくんですね」
米岡「はい」



散歩の最初で、ドン吉がいつもと違う道に行こうとする。
米岡は4ヶ月ぶりにドン吉を散歩に連れて行った話す。
散歩を終えて店の前まで戻って来ると、玄一の妻がタクシーで
買い物から戻って来た。
するとそこに何と玄一も戻って来た・・・会合で娘の事を言われ、
掴みあいのケンカをして帰って来たのだ。




デパートに聞き込みに行った加賀と松宮。
松宮は加賀と別れてどこかに行く。
加賀は寺田時計店に行く。すると玄一に妻が泣いている。
加賀は妻に買い物には連れがいたのでは?と聞く。
驚く妻に、加賀はそれは娘のかなえで、彼女は妊娠していると言う。
デパートではベビー用品を買っていたからと。
時計の修理をしていた玄一が出て来て、妻を攻める。
加賀「隠していたのはお互いさまでしょ」
加賀は玄一が散歩のコースを変えた事を話す。
タイヤキ屋の女の子が、散歩の時、店の前を1回しか通らなくなった、
前は2回だったのに・・と証言してるという。



散歩のコースが変ったのは、水天宮に行っているからで
そこで峯子とも会っていたのだ。
自分の娘が妊娠していることを偶然知った玄一は、毎日散歩の時に
水天宮にお参りしていた。水天宮は子宝、安産のご利益があった。
峯子を見たというのは本当だった。でも、場所が違っていた。
浜町公園ではなく、水天宮だった。
そこの狛犬を峯子はつも撫でていたのだ。


米岡「親方」
妻「あの子、臨月なんだ・・・今電話があって・・」
玄一が修理している時計は、注文ではなかった。
昔、かなえが生まれた時、玄一が直したもので、
ゲンかつぎにと、玄一が修理していた。
かなえが無事に出産できるように。
「・・・許しちゃいねえよ、誰が・・・」



その時ドン吉が吠えた。
加賀「ドン吉は吠えない。あなたが大事に育てたから。
   人を信じきってる。よく吠える犬は人を信じない」
加賀は、玄一がかなえに許してもらえないと心配してると指摘する。
それを聞いていた松宮がかなえに会ったと話す。
「親子って似てますね。
お父さんに許してもらえないと思うと恐い。
だけど、お父さんに会いたいって・・・」
玄一「俺だって会いたいよ、あのチンピラさえいなけりゃ」



加賀は時計の部品を取り出す。
いくら安い時計でも一流の職人が手がければ・・・加賀に玄一が
前に言った言葉を言いながら・・・
その部品を作る工場で、かなえの夫は今働いている。
元々機械いじりが好きだった彼に、そこで働くように勧めたのはかなえだ。
彼を変えたのはかなえだと言う加賀。
米岡「時計は俺が絶対に直しますから。
    親方の技、受け継いでるの、俺しかいませんから」



玄一と妻はかなえのいる病院へ。
廊下で待っているかなえの夫に深く頭を下げる玄一、夫もまた頭を下げる。
玄一が頭を上げてもまだ下げていた。
妻は病室に入っていった。
時計店では、米岡が懸命に時計の修理をしている。
最後の部品を入れてねじをし締める。
「動いたー」



廊下で待っている玄一と婿。
その時、赤ちゃんが産まれた。病室で顔を合わせた娘と父親。
娘「お父さん」
玄一「おめでとう」


玄一「可愛いでしょ?」
加賀「親方そっくりだ」
玄一が加賀に修理した時計を手渡す。
玄一「これ、大事に使ってやってください」
松宮が自分の直った腕時計を上げながら、礼をいう。
「僕もありがとうございました」
玄一「時計だけは1人前にしといたから」
松宮は玄一とやりあったことを、親子喧嘩みたいで楽しかったと話す。
「僕は父親がいなくて・・・でも父親代わりの人がいて寂しくなかった。
この時計もその人から貰ったんです・・・壊れてもつけていた・・」
玄一「それ、やすもんじゃないよ。大事に使えば一生もんだよ」
松宮「そうなんだ・・」



加賀が玄一に峯子の様子を聞く。
玄一「あの人ね、嬉しそうっていうか、楽しそうっていうか」
いつも犬を撫でていたという。


刑事が峯子の息子に葬儀の来た人間の写真を見せていた。
1枚の写真を見て、驚いたような顔をする息子。
「どうかした?」
「何でもないです」
家に戻ると、そこには亜美がいた。
「お帰り」
彼は亜美に、葬儀に行った事、母親の事件を取材しているのかと聞く。
PCに入っているものを自分から見せてほしいともいう。
亜美は黙って操作し、それを見た彼は叫ぶ。
「なんで母さんの・・・・!?」
黙っている亜美。




頑固な職人という感じの玄一を原田さんが演じていて、いいなあと思った。
犬のドン吉も可愛かった。父娘って似るものかもしれないね。
互いに思っていながらも素直になれない。
でも加賀のお節介?が功を奏して和解できてよかった。
可愛い孫も生まれたし言うことなし。
でも・・一体峯子は誰に殺されたのだろう?
もしかして?と考えられるけど、当たっているかな。
人形焼やタイヤキが食べたくなった。

    

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック