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監督・・・・・市川昆 脚本・・・・・菊島隆三、石上三登志、日高真也、市川昆 出演者・・・三船敏郎、若尾文子、中井貴一、沢口靖子、中村賀津雄 春風亭小朝、竹田高利、岸田今日子 かぐや姫の物語をもとに、かぐや姫の誕生から月の世界へ戻って ゆくまでをロマンスと特撮をたっぷり織り交ぜて描かれている。 一大ファンタジー巨編。 ★竹取物語・・・日本最古とされる物語。竹取物語は通称であり、 竹取翁の物語ともかぐや姫の物語とも呼ばれた。 成立年、作者とも不詳、仮名によって書かれた最初期の物語の 1つでもある。光り輝く竹の中から出てきて、竹取の翁の夫婦に 育てられたかぐや姫の物語。 「万葉集」巻16第3791歌には「竹取の翁」が、天女を詠んだ 長歌があり、この物語との関連が指摘されている。 三船敏郎=竹取の造と若尾文子=田吉女には、加耶という 5歳の娘がいたが、病気で死んでしまった。 嘆き悲しんでいる田吉女に、諦めきったような竹取の造・・・ その時突然大きな音がし、眩い光が射した。 竹林に何かが落ちたと知って、田吉女は娘加耶の墓がある 竹林が心配になった。翁も生活の糧を失っては困ると 竹林に様子を見に行った。 娘の墓は無事で、そのそばに金属の筍のようなものがあり、 その中には赤ん坊が入っていた。 驚きながらもほっておくわけにもいかず、その入れ物を 抱えて家に戻ろうとした翁は、その入れ物を取り落としてしまう。 すると中から赤ん坊が出てきて、見る間に大きくなった。 ちょうど娘の加耶と同じ大きさの子供になった。 その子供は青い目をして、水晶玉を握り締めていた。 翁が連れてきた子供の顔を見て田吉女は驚く。 死んだ娘とそっくりの子供だったのだ。 しかし翁は「ちがう、目が青いではないか」と言う。 それでも田吉女は、喜んで神様が自分達に子供を 遣わしてくれたのだといい、自分の子供として育て様と 翁に言う。 結局子供は翁夫婦の子供として育てる事になった。 村の者は本当の加耶が死んだ事を知らないので、その子供を 加耶だと思っていた。加耶は不思議な子供で、子供達に 石を投げられて怪我をしても、手で撫でると怪我が治ったり、 打ち落とされた鳥に触れ、生き返らせたりできた。 おかげで翁の家に村人が、苦情を言いに毎日のように やってくる始末だった。 翁は加耶が入っていた金属を商人宇陀に頼んで、彫金師に 売りに行ってもらったが、それは上質の金だった。 驚いた翁は加耶が入っていた入れ物全部を売り、財産を得た。 山里から出て、別の場所に家を建てた翁は、加耶のために 婿を探そうとする。 加耶はあっという間に大きくなり、美しい娘に成長したのだ。 加耶はかぐや姫と呼ばれるようになる。これまで喋れなかった 加耶が話しをするようになった。 噂を聞きつけた車持皇子と右大臣阿部御主人が、加耶に 会いに来たが、2人は加耶に夢中になり求婚をする。 ある日、道でぶつかった相手:大納言大伴御行も又、 加耶に一目惚れし、結婚を申し込んだ。 困った加耶は、友人となった明野(盲目の子守りの少女)に 相談し、知恵を貸してもらう。 3人にそれぞれに、古くから伝わる幻の秘宝を持ってくるようにと 条件を提示したのだ。その中から相手を選ぶと。 車持皇子には「蓬莱の玉の枝」、右大臣阿部御主人には 「火鼠の嚢」、大納言大伴御行には「龍の首の珠」・・・ 3人はそれぞれ秘宝を求めて、旅立って行く。 この頃からかぐや姫の持っていた水晶玉が、光るようになる。 かぐや姫は母と父(翁)に報告するが、翁は信じない。 母はきっとそれはかぐやの素性を知るための物なんだろうという。 秘宝を探しに旅だった3人の事を知った帝は、かぐや姫のことを 聞き、御所に参内するようにと申しつける。 しかし何度言われても、かぐや姫は参内をしなかった。 業を煮やした帝は、猟についでに白湯を所望し立ち寄ったと いう事で、かぐや姫に自ら会いに来た。 なぜ参内しないのかと問う帝に、母は代りに答える。 「3人が秘宝を持って帰ってくるまでは、誰にも会わないのだ」と。 帝は3人が苦労してまで、秘宝を探して戻ってくるはずがないと かぐや姫に言う。 「私は信じています」・・・かぐや姫は固い決心で答える。 秘宝探しから戻ってきた2人は、帝の前で秘宝を公開する。 しかし「蓬莱の珠の枝」は職人が作った細工物だったし、 「火鼠の嚢」も商人が買い求めた贋物だあった。 車持皇子と右大臣阿部御主人は帝に蟄居を申しつけられる。 1人残った大納言大伴御行は、海で船が転倒し亡くなったと いう連絡が入った。野明からそれを聞いたかぐや姫は倒れてしまう。 驚いた母が理由を尋ねると、かぐや姫は・・・ 「自分は月からやってきたもので、次の満月に月から 迎えがやってくる・・・」 父も母もかぐや姫を手放す事はできないというが、かぐや姫は 人間が抵抗しても無駄なのだと話す。母は自分も一緒に行くと いうが・・・かぐや姫は人間はそこでは住めないのだと 悲しげに答える。 そんなある日、大納言が戻ってくるという連絡が大納言の屋敷に 入った。戻ってきた大納言を蟄居を命じられた2人が、人を使って 襲わせた。そこに助けに入った帝の密偵理世は、2人の事を知る。 かぐや姫の母から全てを聞いた大納言は、かぐや姫に会う。 月からかぐや姫を迎えにやってくると知った帝は、連れていかせないと 部下を配するが・・・・・ かぐや姫は月からの迎えを受け入れ、父・母、明野、大納言、帝、 皇后・・・・皆の目の前で月に向って旅だってゆく。 「人間の心を忘れません」・・・大納言にそう告げて。 大納言は「いつかきっと又会える」・・・そう呟く。 明野は眩しい光りを浴び、視力を取り戻す。 沢口靖子が初々しくて(絶世の美女とは違うかもしれないけど) 可愛らしい。彼女が着ている衣装が素晴らしい。 最後のクレジットを見ると、衣装デザインが「和田エミ」さんだった。 豪華絢爛、どの衣装も美しかったけど、帝に会う時のかぐや姫の 衣装の色目の華やかさ。皇后の衣装の紫色の美しさ。 どれも目を楽しませてくれる。 かぐや姫は月からやってきた宇宙人で、やってきた宇宙船は 乗組員と共に焼けてしまい、かぐや姫は遭難した時に入る カプセルごと宇宙船から放り出された為、命をながらえた。 そして地球で生きて行く知識を翁の娘=加耶の墓から得た。 自分がどこから来たのか、誰なのかさえも知らなかったかぐや姫。 いつも持っていた水晶玉が通信装置だという事を知り、 地球にやって来た経緯を理解する。 しかし母や父に育てられたかぐや姫は、月に戻ることを 怖れた。大納言が秘宝を持って戻って来ることを信じ、 待っていたかったのだ。大納言と離れるのなら、死のうと 思いつめるが、命を粗末にしてはいけないと諭される。 大納言は自分も一緒に行こうと考えるが、無理だと知る。 別れの日は近づいて・・・・ 最初は金持ちになった事を喜んでいた翁だったが、 雅な公達が実は嘘をついて人を騙したり、汚い事をすると 知った。翁は竹林で竹を切り、自分はもうあんな世界は 嫌だと思う。 「竹はいい、竹を切って暮らしていこう」とかつての自分を 取り戻す。 田吉女は金持ちになって、立派な屋敷に住んでも かつて山里の家でしていたように、機織をしていた。 翁「金持ちになったのだから、もう働かなくてもいいんだ、 おまえだって娘が死んだとき、貧乏だから医者に 見せられないと言ったではないか」 田吉女「それとこれとは違います」 翁にもこの気持ちがわかったのだった。 母として田吉女はどこまでも優しくて、かぐや姫の言葉を 信じた。心配の余り水晶玉を湖に捨てたが、かぐや姫が 床に伏せったしまった事から、大納言に話して水晶玉を 見つけてもらう。「水晶玉は通信機器であり、かぐや姫が この世界で生きるために正気を保つに必要だ」と大納言は 考えたのだ。水晶玉を手元に取り戻したかぐや姫は 再び、元気を取り戻す。 かぐや姫を迎えにきた宇宙船が凄い。 まるでスピルバーグの映画のUFOみたい。 これだけでもお金がかかっているなあ、 この作品はバブルの頃の作品だったのか。 衣装といい宇宙船といい・・・SFXも煌びやかでございます。 娯楽作品として観るのには、いいのではないかと思う。 出演者もさりげなく豪華だし。映像も綺麗だ。 竹林や山の風景の緑が際立って美しい。 |
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孤独をを楽しむ時に 11 「竹取物語」
「竹取物語」 幻想的な絵、 市川崑監督の光の使い方が素晴らしい ...続きを見る |
ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋 2009/07/01 09:48 |
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